2011年6月26日日曜日

時がたつのが早くって・・・



来日したピアニスト、来日中止になってしまったピアニスト

半年以上、ブログをアップしていませんでした。 そして、この約半年の間に本当に色々なことが起こりました!!  東北大震災は、そんなことあり得るの・・・というぐらいの恐ろしい出来事で、被災者の方々のことを思うと胸が痛みます。 自分が今出来ることは何かと考えると、とりあえず頭に浮かぶことは節電と義援金なので、できる範囲で実施しています。 今のところ家の中の節電は結構成功していて、去年の電気使用量に比べれば、効果が上がっていますが、努力している部分と単に仕事が忙しくて会社に居る時間が長いから家で電気を使っていないともいえます・・・。 とはいえ、はっきりと目に見えて数値が下がっていると少しは努力が報われた気持ちになり、楽しくなってもきませんか? こうなったら節電を楽しむべきですよね! もし、ご自慢の節電方法をご存知の方は、教えてください。 お願いします。 そんな東北大震災から早くも3ヶ月たってしまいました。 時間がたつのは早いな~と感じます。 おりしも昨日は6月25日で、マイケル・ジャクソンの命日でもあります。 亡くなってから2年がたちました。 今でも亡くなったことは、信じがたいですよね・・・。 
ま、とにかくこの半年間は慌しかった。 だから今年の夏は節電を楽しみながら、夏休みにここ最近の忙しさで出来なかったことをしたいです。 と、私の近況はこんな感じです。 
 
ところで、先週の水曜日は、久しぶりにタンゴのコンサートに行く機会に恵まれました。
パブロ・シーグレル&日本の若手タンゴ&ジャズミュージシャンのコラボレーションによる演奏で、アストル・ピアソラ生誕90周年記念企画なのだそうです。 パブロ・シーグレルというピアニストは、ピアソラの後期の五重奏楽団のピアニストだった方です。
http://www.latina.co.jp/pabloziegler/index.html
そして、ピアソラと一緒に演奏していた時の映像(曲目:アディオス・ノニーノ)をご覧ください。 
http://www.youtube.com/watch?v=wqSxwWgpE6A&feature=related
ひゃ~、良い映像ですね!! シーグレル良し、ヴァイオリンのスアレスパス良し、ピアソラのバンドネオンがまるで指揮者のように彼らの良いところを導いていますね!
そんなシーグレルが、日本の若手ミュージシャンを1月にオーディションをして、そこで選ばれたのが、バンドネオン:北村聡さん、ギター:鬼怒無月さん(キドナツキさんと読むのだそうです)、とコントラバス:西島徹さん+ヴァイオリン:会田桃子さんです。 コンサートの内容は、私は遅れて行ったので最初の2曲目までは聞けませんでしたが、1部はちょっとつまらなかったという感想です。 一人一人のミュージシャンは凄く技術力が高くて、きっちりやっているのはよーくわかるし、音もあっているんだけど、私的には心に響いてこなかったんです・・・正直言うと・・・。 ところが2部は、凄く良かった。何が良かったかというと、ソロパーツでは各個人が自分の持ち味を出して演奏して、みんなで一緒に合わせるときは、息がピッタリあっていたことです。 それによって、ピアソラの曲の持つ力強い疾走感が現れていたのではないかと思うんだけどな~。 
シーグレルのピアノの音色は、ジャズっぽいのかもしれませんが、都会の音というか洒落ている感じでした。こんな素敵なコンサートに行けて、幸せでした。 ミュージシャンの皆様、お疲れ様でした。


ところで、今年は大地震の影響で、結構キャンセルになる公演がありしたね。 残念ですがしょうがないことです。 大地震のあった翌日に、私は東京の中野サンプラザで開催される予定だった、民音タンゴというタンゴショーを観に行くはずでしたが、東京公演は中止になってしまいました。この時は、コロール・タンゴというアルゼンチンの楽団とダンサー3組が来ていて、見たかった・聞きたかった~。 もう一つの残念は秋に予定されていたホセ・コランジェロ楽団の公演が中止になってしまったことです。
ホセ・コランジェロもアルゼンチンを代表する有名タンゴ・ピアニストですが、シーグレルと同じタンゴを弾くピアニストとはいえ、こんなにも違うんだ~というところを、さっきシーグレルが弾いたアディオス・ノニーノで聞き比べてみてください。
http://www.youtube.com/watch?v=djbryFIS6e4
私は、ホセ・コランジェロが弾くところを3年前に見たことがありますが、迫力があって、生命力のある演奏でした。 シーグレルが洗練された魅力なら、ホセ・コランジェロは野性的な魅力とでもいいましょうか・・・。 どっちも良いですね。 料理で言うなら、都会の料亭の味と、濃い味付けの郷土料理のような・・・。もちろんどっちも好きですよ。
あー、ホセ・コランジェロ楽団の来日がまたいつか実現しますように・・・。

最後に、もう1人のピアニストを・・・というか、多分アルゼンチン人のピアニストといえば、まず普通はこの人の名前があがることでしょう。 マルタ・アルゲリッチです。マルタ・アルゲリッチは、日本にご縁の深い方のようで、別府に財団法人アルゲリッチ芸術振興財団という財団法人があって、毎年別府で音楽祭が開催されているようです。今年も音楽祭は中止されることなく、開催されたようです。 アルゲリッチは、メインはクラッシックの演奏家なのですが、彼女がピアソラのリベルタンゴを弾く映像があったので、ちょっと聴いてみてください。
http://www.youtube.com/watch?v=kT3XlkxsRbU
ウーン、何か百戦錬磨、怖いものなし・・・といった雰囲気で貫禄がありますね。  アルゲリッチのプロフィールをご覧ください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B2%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%81
強くて、信念を持った女性なんだろうな~ということが、ここからもお分かりいただけるのではないでしょうか。