2009年3月4日水曜日

映画 “チェ 28歳の革命”&“チェ 39歳別れの手紙”

チェ・ゲバラ を知っていますか ?

チェ・ゲバラの名前は聞いたことあるが、どんな人なのか知らない・・・という人は結構多いのではないかと思う・・・。 
私の場合は、

・10年前:時々、チェ・ゲバラの顔写真をプリントしたTシャツを着ている男子を見かけては、きっと南米のミック・ジャガーみたいなスターで、反戦運動の歌とか歌っている人なのかな~と勝手に想像。 (勝手な想像な割には、どうして南米とか、何かに反対している人なんだと思ったのでしょうか?? あながち、すごく間違ってない・・・。)

・5年前:モーターサイクル・ダイアリーズという、チェ・ゲバラが医大生だった時に、南米を友人と旅した時の話の映画のDVDを見て、始めて“エー、この人アルゼンチンの人なんだ~、それもお医者さんなの~!”とビックリした次第。 この映画にとても感動し、これ以降チェ・ゲバラという人に少し興味がわく。 ゲバラを演じた俳優ガエル・ガルシア・ベルナルのことも好きになる。

・ そして今年2009年、ベニチオ・デル・トロ演じるゲバラの映画、“チェ・28歳の革命”(パート1)と“チェ・39歳別れの手紙”(パート2)を観に行く。
この映画の感想といえば・・・、なかなかヘビーな見応えのある映画でした。 私は友人と一緒に観に行ったんですが、友達が一緒で良かったです。 特にパート2の方。 アレを1人で見た後に、ネオン輝く渋谷の雑踏を孤独に歩いて帰ったら、一種のパニック状態に陥っていたのではないかと・・・。 映画の帰りに友人と一緒にお茶を飲みながら、私達はいかに南米の国の出来事を知らないのか、映画の内容のこと、俳優のこと、後は各々の近況などの雑談をして、クールダウンをしてから家に帰れてよかったです。 映画は色々なことを考えさせてもらえる、良い映画でしたから、見ていない人にはオススメします。

ただ、私は、ある失敗をしました(告白)。 実はパート2を観に行く時に、翌朝食べる為のクロワッサンとチーズパンを買って行ったんです。 するとスクリーンでは、ゲバラ達が食べ物に困りながらゲリラ戦を続け、仲間が次々と亡くなっていくような、シリアスな場面が繰り広げられる中、私のカバンの中からはバターとチーズの素晴らしい香りがプ~ンと漂ってきたのです・・・。 その時は何だか凄い自責の念にかられて~、参った。(幸い映画館が空いていたので、私の周りには殆どお客さんがいなくて、他の人にはあまり迷惑をかけていなかったと思うのですけど・・・。)これからの教訓です。 シリアスな映画を観に行く前に、美味しそうな香りのする食べ物を買って行ってはいけません!!

ちなみに、このブログのご意見番リカルド先生(ご本人に許可なく命名)が言うには、アルゼンチン人はもちろんチェ・ゲバラのことは知っているけど、学校などでは勉強しないそうです。なぜならゲバラさん、当時のアルゼンチンの政府、ペロン政権に反対していたからで、そういった政治的な理由でアルゼンチン人だけれど、アルゼンチンでは一般的には英雄視されていないようです。 ナルホドネ・・・。

1 件のコメント:

  1. akiko です。わかる?
    う~・・まだ観にいけてない。
    Mさんに誘っていただいたけど仕事で無理でした。

    あんなに有名な英雄アイコンが母国ではそうでもないっていうのは驚きです! 

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