2009年9月19日土曜日

重大ニュース?!


先月8月に違法薬物の所持使用ということで逮捕されていた有名芸能人が、ここのところ保釈されて、そのニュースはワイドショーのみならず、ニュース番組でもその日一番の重大ニュースのように扱われました。 確かに薬物の所持使用はいけないことなんだということを警鐘し、そういったものがどのように入手さたか調査して、その入手ルートを絶たなくてはいけないとうことは、大切な事だと思いますが・・・。 でも、初めて民主党が政権をとって、新鳩山内閣が発足したことの方が、日本国民全員にとって大事なことと思うんです。 例えば、新しく厚生労働省の大臣に選任された長妻大臣が、どういう発言をしてどういう政策をしていくかによって、私達の将来の年金の行方も左右されるんではないかと思うのです。金融・郵政担当相になった亀井大臣は郵政民営化には反対していたので、一度民営化した郵便局を国営化に戻したいのでしょうか? 私達の税金が、よりよい使い道に使われることを願いましょう。 と、チョット優等生風なコメントをしましたが、やっぱり有名芸能人の薬物使用のニュースがテレビで流れていると、何となくそのニュースに見入ってしまいます。 それにしても、保釈金って随分と高額なんですね!! 夫婦共々逮捕された家計の保釈金は500万円 x 2で1,000万円です!! 別に高額だからもっと安くしてあげれば・・・と思っているわけではありませんよ。 単に金額に驚いただけです。

そういえば、やはり先月のニュースなんですが、アルゼンチンでは8月25日に最高裁で“マリファナ所持は、個人使用目的の少量であれば、合法である。”という可決がなされたそうです!!
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090826/amr0908261145008-n1.htm
“エーッ! いいんですか?”と個人的にはビックリしますけど・・・。 私は、薬物の違法か合法かの問題って、全世界で大筋同じ法律にした方がいいと思うんですよね。 

ところで、今急に思い出した話があります。 アルゼンチン・タンゴの名曲である”Los mareados (ロス・マレアードス)“<酔いどれたち>の話です。 まずは、曲を聴いてみましょう。
http://www.youtube.com/watch?v=m6Nfo4DfRgY
ここで歌っているのは、Juan Carlos Baglietto(ファン・カルロス・バリエット)というアルゼンチンの有名ロック歌手で、ピアノを弾いているのがLito Vitale(リト・ヴィターレ)という有名ピアニスト兼作曲家(日本でいうなら、坂本龍一さんみたいな方)です。 単にこの2人が好きだから、この映像を選びましたが、アルゼンチン・タンゴの大御所に登場してもらうとしたら・・・こちらの映像がいいかな。
http://www.youtube.com/watch?v=FYuMj1szqUE
この曲が”Los mareados (ロス・マレアードス)“という名前で知られるようになったのは、1942年6月15日にアンニバル・トロイロ楽団と歌手のフランシスコ・フィオレンティーノによってレコードに録音されて以来のことなんだそうです。 実はこの曲、1922年にファン・カルロス・コビアンというピアニスト兼指揮者によって、あるお芝居の為に作曲されました。その芝居の名前が”Los dopados(ロス・ドパードス)”<麻薬中毒者>でした。そして、この芝居の名前と同じ名前がこの曲にもつけられました。 歌詞もこの芝居の脚本家であったラウール・ドブラスとアルベルト・ウェイスバックが、人生の苦しみを麻薬で紛らわすキャバレーで働く女性に歌いかけるという内容で作ったそうです。 しかし、芝居も曲もあまり売れませんでした。 もちろん、当時のアルゼンチン政府としても、この芝居の内容を決して良しとしていなかったし、ここでいう薬物はコカイン・ヘロインの類で、当時から禁止薬物だったそうです。 で、1940年代初めに、アンニバル・トロイロが偶然この曲を耳にして(たぶん歌詞なしで)、自分もこの曲を演奏したいといって、エンリケ・カディカモに歌詞を依頼し、それで新しい歌詞がつき、曲の名前も変わっちゃったんです。
ちなみに、”Los mareados (ロス・マレアードス)“の歌詞の訳は次の通りです。(数名の方が日本語訳をしていますが、次のSayakaさんのが一番私は好きだから)
http://www.sayaca.com.ar/test.php#mareados
”Los dopados(ロス・ドパードス)”の方の歌詞の内容も少し気になるところですが、見つけられませんでした・・・。

0 件のコメント:

コメントを投稿