2010年1月15日金曜日

アルゼンチン 北端の世界遺産


ウマワカという街

先週の金曜日、1月8日の夜、NHKの“世界ふれあい街歩き”という番組を見ました。
そこで紹介されていたのが、アルゼンチンの北端に位置するウマワカ(Humahuaca)という街のことです。
http://www.nhk.or.jp/sekaimachi/detail/arukikata/100108.html
標高2940mの高地に位置するこの街の風景は、テレビ画面を通して見ているだけで、思わず深呼吸をしたくなるくらい・・・。 それぐらい空気が綺麗なのが伝わってきました。
ただ、非常に乾燥した地域なようで、様々なサボテンが見受けられました。 そして土地の人々は、サボテンを様々な用途に活用していました。 大きなサボテンを切って建築材料にしたり、ランプシェードに利用したり、サボテンの針を爪楊枝にしたり、果肉を食べたりもしていました。 どうやらキーウィのような味がするそうです。 (アロエは食べたことがありますが、あんまり味がしないですよね~。) ここでは、馬やロバではなくて、家畜はリャマなようです。 リャマは、こぶのないラクダ科の動物だとウィキペディアに書いてあります。 毛がフサフサしていて、羊の一種かと思いましたが、ラクダの親戚なんですね。 物の運搬、毛や皮を衣料に活用するだけではなくて、市場では食用肉としても売られていて、街のオバチャン達が“味は豚肉みたいだけど、もっとやわらかくてとても美味しいのよ~”と言っていました。 独特の臭みはないのでしょうかね~?
この土地にもともと住んでいる部族をウマワカ族と言うそうですが、ウマワカの人々は昔から母なる大地の神を“バチャママ”と称して崇めてきたそうです。 あるお宅の夕食風景を紹介していましたが、お夕食の際にワインで乾杯した後、家族の人々は家の庭に出て、グラスのワインを少しこぼしてから飲み始めました。 これは、こぼしたのではなくて、“バチャママ”大地の神様に感謝の意を込めて、ワインをまず差し上げたのだそうです。 こんな風習初めて見ましたよ! なんだか、のどかで優しい感じがします。ステキな所がアルゼンチンにあるんだな~と、いつか訪れてみたいな~と思いました。
そこで、ウキペディアでウマワカのことをチェックしてみたら、この街は2003年7月に世界遺産に登録されているということが分かりました。 また、1年に1回開催される8日間も続くカーニバルでも有名なんだそうです。 そして、そのカーニバルのことを歌ったフォルクローレの曲が、“El Humahuaqueño”(エル・ウマウアケーニョ)なんだそうです。
曲名を言われてもピンとこないかもしれませんが、曲を聴いたら“アッ、これ聴いたことあるぞ~”と思うので、聞いてください。
http://www.youtube.com/watch?v=JOAlim5-dQ4&feature=related
きちんとした訳は解らないけど、“さあ、カーニバルがやってきた。 みんな歌いましょう。踊りましょう・・・。”みたいな歌詞だと思います。 お祭りにピッタリな楽しい歌だと思いませんか! そっか! ウマワカに行くんだったら、カーニバルの季節、2月に行った方が更に楽しそうですね! 高地だけど、あっちは夏だからきっと寒くないだろうし!!(ヴェネチアのカーニバルみたいに、ホテル取れないのかしら?)

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