2009年4月18日土曜日

女子が踊れば!(カワハラユキコ 著)


違う自分になれる !! (きっと、本当の自分にも向き合える !!)

実は高齢の父が家で転んで骨折をし、入院や手術でバタバタしていて、ここのところそんなに踊りに行けていなかったんです。 で、久々にこの前の土曜日にミロンガ(アルゼンチン・タンゴのダンスパーティー)に行ってみると、お友達のSさんが“ネーネー、これ見て~”と見せてくれた本が、こちらの“女子が踊れば!”。 この本は、日本で習うことが出来る色々なダンス45種類を、著者のカワハラユキコさん(イラストレーター)が自ら体験して、とっても可愛いイラストで紹介している体験記。 アルゼンチン・タンゴも紹介されていて、目黒のマルティン先生のところが載っていたり、私たちと一緒にリカルド先生のタンゴレッスンを受講していた、クラッシックバレエのH先生が紹介されていて、その時はダンスそっちのけで、皆で本を囲んで大笑い!! (知っている人が出ていると面白いよね~。)
さすがイラストレーターさんの本だけのことはあって、絵がとってもLovely。また其々のダンスの雰囲気が良く出ています。 ダンスをやっている人はもちろん、これから何か始めてみたいと思っている人にも是非是非読んで欲しい。 この本を読んでる間、私は自分がカワハラさんになったような気分で・・・、手に力入ったりとか・・・、それぐらい共感して面白かったです。
この本を読む前は、アルゼンチン・タンゴ以外だったら、フラメンコとかサルサを今度習ってみたいと思っていたのですが、この本を読んで、盆踊りもいいな~と思いました。 カワハラさんが盆踊りを体験しながら言っているんだけど、“外国の踊りが踊れるのに、日本の踊りを知らなくて(むしろバカにしていて)・・・、それって間違っている・・・というか日本人としてどうなんでしょう?!”って、確かにそうだ! でも、踊りに限らず、私は外人さんに今まで色んなことを聞かれ、きちんと返答できず、日本人として恥ずかしいな~と痛感する場面に何度も出くわしました。例えば日本の歴史のこととか外国人から聞かれて、冷や汗かいたこと、結構あります・・・。 自分の国のこと、文化のこと、大事にしなきゃね。 最近やっと自分のルーツを知ることが自分を知ることの一歩だとわかってきました。 (今更・・・。)
あと、私がこの本で特に気にいっているのが、4つのDance Colum。 コラムを読みながら、“そうそう、そうよね~!”と一人で声出して頷いてました。 皆さん、本屋さんでこの本を見かけたら、Check it out !!
http://www.site-kawahara.com/
そうだ。 日本人の若者もなかなかきちんと盆踊りを踊れないと思いますが(もちろん私も)、アルゼンチン人が皆、アルゼンチン・タンゴを踊れるかといったら、それは大間違い! アルゼンチンでも、若者に人気があるのはサルサとかで、一昔前までアルゼンチン・タンゴは古臭い踊りだと思われて敬遠されがちだったようです。でも、また最近になって若者の間で盛り返してきたのだそうです。 日本でも最近若者がカップルで浴衣を着て花火を見に来たりしているから、盆踊りや日本舞踊も脚光を浴びるようになるかもしれませんね。

2009年4月13日月曜日

アンヘル・カブレラ選手 おめでとう!!


マスターズ初の南米選手優勝

ゴルフに全く詳しくない私ですが、アメリカのオーガスタで開催されたマスターズゴルフで、南米選手として始めてアンヘル・カブレラ選手が優勝したというニュースを見て、アルゼンチン応援団(?)として、一言お祝い申し上げます。 
カブレラ選手おめでとうございます!! (Enhorabuena!!)
カブレラ選手がどんな選手か全く知らなかったので、今急いでネットで調べました。
1969年9月12日生まれ、コルドバ出身、183cm、95Kg、日本の丸山茂樹選手と全く一緒の生年月日だそうです。凄い飛ばしやらしいです。(飛ばすのはゴルフボールの飛距離のことで、車の飛ばしやとは書いてありませんでした。)
アルゼンチンにおいて、ゴルフが日本のように盛んなスポーツなのかどうか、全く知りませんが、アルゼンチンは徐々に色々なスポーツで良い選手を輩出しているように感じます。
有名なサッカー選手は、背の高い選手も低い選手もいますが、バスケットボールの選手はみんなやたら大きくて体に厚みがある印象です。 このカブレラ選手についても、背も高く体重も95Kgもあるから、相当ガッチリタイプですね。 ウチの両親は体格が良い外国人の選手をテレビで見ると、決まって“やっぱり肉食は凄い!”と言います。 この説がいつもあたっているかどうかは分かりませんが、アルゼンチン選手に関しては、この説がきっと当たっていることでしょう。 アルゼンチンの1人当たりの牛肉の消費量は世界1位で日本人の10倍だそうです。確かにブエノスアイレスを旅行した時に、レストランでお肉を頼むと毎回本当にわらじサイズの牛肉が出てきました。 ただ、先日サッカーの試合を見ていたら、解説者の人が言っていたんですが、“リオネル・メッシ選手は今まで肉ばかりの食事でしたが、野菜も取り入れたバランスの良い食事を心がけるようになったところ、怪我が減ったようです。 それで、その話をレアル(マドリード)の怪我の多いロッペン(オランダのサッカー選手)選手に話したところ(ロッペン選手は偏食らしい)食事は関係ないと否定していたようです。”と!
きっと一瞬の瞬発力に牛肉は大いに役立ち、野菜はむしろ筋肉に柔軟性を与えるのに有効なのではないでしょうか? どなたか詳しい方いらしたら教えてください。
そういえば、中田英寿元サッカー選手もお肉とお菓子しか食べない偏食で有名だったみたいです。(お菓子が大好きだったから、東ハトの役員になれたようです。)サッカーを辞めた後、世界のあらゆる国を旅して、食生活も変わったのでしょうか?
(大きなお世話ですが・・・) 

2009年4月11日土曜日

オー! El Mate Japones (日本のマテ茶)?!


イヤ、ちょっとマテ!

オーット、こんなオヤジギャグを恥ずかしげもなくかましている私って、どうなのか??
家の近くのスーパーで見つけました。 ね、確かにカタカナと漢字で書いてありますよね! “マテ茶”って・・・。 
とうとう日本にマテ茶ブーム到来か!! と思い、その日は棚にあったマテ茶を全部買占め、タンゴのダンスのレッスンに!  そしてマテ茶のことをご存知の数名のクラスメートとリカルド先生に試飲していただきました。 リカルド先生は最初、僕はいつも暖かいマテ茶しか飲まないからと試飲を拒否しようとしていましたが、ごり押しして、無理やり飲んでいただきました。
まず、アルゼンチン人のリカルド先生のコメント: コレ、マテ茶とチョト違う。でもオイシー。冷たくても、これはオッケーよ。 ハ、ハ、ハ(笑いながら)。
クラスメートの皆さん:ちょっとマテ茶というよりか、はと麦茶みたい。 ほうじ茶っぽい感じ。
ハーイ、皆さん、ピンポーン・ピンポーン。 ラベルの後ろを良く見ると、原材料名:マテ茶、ほうじ茶、ハブ茶、はと麦茶、ビタミンC、と記載されていまーす。 つまりは100%マテ茶ではなく、ブレンド・マテ茶だったんですね~。 日本人の口に合うよう、メーカーさんが工夫したんでしょう。 製造者は福井県の“ハイピース”というご機嫌なお名前の会社でした。
それにしても、マテ茶は今後日本でも注目を集める飲み物になりえるのでしょうか?
近所のスーパーの陳列場所は、サントリー黒烏龍茶の上ながら、隣はルイボスティーで逆隣は壁という隅っこに追いやられている感が否めません! もう少しマテ茶が一般市民権を得られるよう、このペットボトルが陳列されては買占め陳列されては買占め・・・、スーパーの担当者の方に、何だかこの商品は売れてるぞ~と錯覚させなくてはダメでしょうか? ウーン、そんなこと毎日してたら、私、マテ茶貧乏になっちゃう~!

2009年4月3日金曜日

1週間のうちに天国と地獄 マラドーナ監督 !

2010年ワールドカップの南米予選

来年2010年は
バンクーバーで冬季オリンピックが開催されますが、6月になれば南アフリカでサッカー・ワールドカップが開催されます。 
サッカーの方は、3月28日(土)と4月1日(水)に世界のアチコチで予選が行われました。 日本は3月28日にホームでバーレンに勝利し、アジア予選においてグループの首位となり、今年6月にあと1勝すれば、グループの勝ち抜けが決まります。 

あと1つ!!
で、日本とは地球のちょうど反対に位置するサッカー強国アルゼンチンの状況はといえば・・・。
3月28日のアルゼンチン・ホームでの試合では、ベネズエラ相手に4対0と圧勝!
この試合の模様は、日曜日、月曜日の日本のスポーツニュースでもかなり取り上げられていて、メッシ、アグエロ、テベスといった選手の名前が連呼され、日本にもこんな選手がいたら・・・と褒め言葉の嵐でした。 確かにあの試合を観たら、アルゼンチン・ファンは笑いが止まらなかったと思う。 私はニュースのゴール・シーンしか見ていないけれど、本当にビューティフル・ゴールばかり!! と思いきや、4月1日のアウェーでのボリビアとの1戦で、6対1のアルゼンチン大敗の見出しが!! 何かの間違えかと思い、さっきネットで試合の動画を少し見ましたが、同じチームと思えない! アルゼンチンのディフェンスはズタズタにやられてました。 現地の新聞とかでは“1993年にコロンビアに0対5で負けて以来の大屈辱”などと書かれたみたい~。
そして、アルゼンチンの現監督のマラドーナ監督は、“後半は点が入るたびに、短剣で刺されているような気がした”と試合後コメントしたようで・・・。 2008年10月30日の監督就任以来の初の南米予選で、1週間以内に天国と地獄を味わってしまいました。
ところで、今回アルゼンチン代表に召集されなかった重要な選手が・・・。 現在、名門ボカ・ジュニアーズの背番号10番のリケルメ選手です。 (王様リケルメと呼ばれるくらい名選手です。) どうやらマラドーナ監督と仲がよろしくないみたいなんです。 リケルメ選手は、テレビ・インタビューで「(同監督は自分と)同じ理念を持っていない。彼が代表監督でいる限り、一緒に仕事をすることはできない」と明言したそうです。 プライドとプライドのぶつかり合いでしょうか?  それにしても、日本人で自分は監督とは同じ理念ではないといって、代表をご辞退するサッカー選手っているでしょうか? もしも、中田英寿元選手あたりだったら・・・なんて想像してみたりして・・・。
理念は違っても、目標が同じなら、仲良く(いえ、少し我慢して)頑張れないものでしょうか?
人間って・・・時に難しいですね・・・。