2009年6月14日日曜日

マエストロ カルロス・ラサリ の訃報




ご冥福をお祈りします。

先日、いつもお世話になっているタンゲーロ(アルゼンチン・タンゴ愛好家のこと)のSさんから、“カルロス・ラサリ マエストロが6月9日に亡くなりましたので、一応ご報告いたします。”と留守電にメッセージをいただきました。

カルロス・ラサリさんは、ダリエンソ・スタイルの継承者の第一人者として活躍なさった、バンドネオン奏者兼楽団のマスターで、私は2006年に来日した時に、初めてその演奏を聴きましたが、それが最初で最後になってしまいました。 その時は、ご高齢を感じさせない(1925年生まれ)とてもハギレの良い演奏で、私たちを楽しませてくれました。 また、このお知らせをしてくださったSさんは、直接親交があって、今年の3月にアルゼンチンに行かれた際も、お会いになったそうなので、さぞかしお寂しい気持ちなのだとお察しします。

マエストロのご冥福を心よりお祈りいたします。

ところで、前述のダリエンソ・スタイルとかって、何のスタイルなのと、アルゼンチン・タンゴを聞かない方には耳慣れない言葉と思いますが・・・。
通称アルゼンチン・タンゴ4大楽団というのがあり、ダリエンソ、トロイロ、ディ・サルリ、プグリエーセの4巨匠の楽団を指してそう言うそうです。 もちろん、アルゼンチン・タンゴには他にもとても有名な楽団が沢山ありますが・・・(カナロは入らないのか~と私などは思いましたが)。 ダリエンソさんの功績は、1930年代にチョット停滞気味だったタンゴ界において、スタッカートを誇張した独特の演奏によって、ダンスを踊る人を中心にそのスタイルが支持され楽しまれ、“リズムの王様”と呼ばれて多くのファンを魅了したことです。 特に日本では、ダリエンソの演奏するラ・クンパルシータ(チャン・チャン・チャン・チャン、チャチャチャチャンチャン♪)が最も人気のあるタンゴの曲です。 
ちなみに、ダリエンソさんは1900年元旦に生まれて(凄い、これからお正月が来ると、必ず思い出しちゃうかも)1976年に亡くなられています。

今頃、カルトス・ラサリさんは、恩師のダリエンソさんと天国で再会なさり、若いバンドネオン奏者達に天国からパワーを与えているに違いありませんネ。 

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